今回はGIMPの左手デバイスとして、エレコム M-XT4DRBKを導入したレビューとなる。
右利きの僕が左手デバイスとして使うので、そこは当然左手用マウスってことになる。
ただどうしてトラックボールマウスを選択してしまったのか?
GIMPはペンタブと相性が良くない?
GIMPでイラスト(ワコム板タブ)を描く時、ペンのスイッチに割り当てたショートカットキーが上手く反映されないという悩ましい問題がある。
例えば、この2つのスイッチにブラシと消しゴムを割り当てた場合、切り替える際にはGIMPのメインウィンドウの外(ダイアログ上など)で操作する必要がある。
メインウィンドウ内では、デフォルトのクリック動作以外はアクティブにならない。
少なくとも僕が使用しているIntuos CTH-490ではそうなる。
なんだこの謎仕様;;
スイッチを押している間は"消しゴム"で離せば元使用していたツールに戻る、、みたいな動作も無理。
メディバンなら普通に設定出来るんだけどね、、これが出来ないとイラスト用途では相当つらい。
※板タブ本体のファンクションキーの設定は反映される。
エレコム「M-XT4DRBK」を左手デバイスにする?

エレコム「M-XT4DRBK」をGIMPの左手デバイスとして使ってみた
エレコムの左手用トラックボールマウスを、GIMPの左手デバイスとして使ってみたら想像以上に快適だったので紹介します※マウス操作の映像部分のタイムスタンプが2017年となっていますが、撮影に使用したアクションカメラの初期設定のままでした;;ミスりました、、ブログ記事: https://www.illust-jp.c...
結論から言えば、左手用トラックボールマウス"M-XT4DRBK"は簡易左手デバイスとして十分な性能を発揮してくれた。
キーボードのショートカットキー操作とは比較にならない程、GIMPの作業効率が向上したのは間違いない。
最近イラストはメディバンで描くのが定石だったけど、今後はGIMPの出番も出てくるかもしれない。(※以前はGIMPがメインだった)
ただ、もう少し機能の割り当てを熟考する必要があるかもしれない。
ショートカットキーの割り当て(線画サクサク設定!)

こちらは動画の中で採用しているショートカットキーの割り当て。アンドゥをチルトに割り当てるとマウスホイールが痛みそうな気がして、右クリックにしたのが思いのほか正解だった。
これくらいの操作をマウスで完結できると、作業効率は間違いなく向上するよね。
この割り当ては、GIMPで線画(ラフ)を描く事を想定した設定で、画像編集(レタッチ)では、また違った最適化が必要になると思う。
※M-XT4DRBK、ホイール回転がやや重いかな。ただそれ以外のボタンは押し心地が良くて気に入ってる。
M-XT4DRBKショートカットキー割り当て方法

M-XT4DRBKのショートカットキー割り当ては、"エレコム マウスアシスタント"で行う。とくに難しいところはないはず。
複数のソフト(アプリ)で使う場合は、それぞれプロファイルを作成して設定する。
どこかのボタンに必ず"左クリック"を割り当てる必要がある。
エレコム マウスアシスタント (Windows版) - ELECOM
最新のドライバや、ユーティリティ、ファームウェアなどのダウンロードができます。
なぜ左手用トラックボールマウスなのか?
僕がエレコム M-XT4DRBKを選んだ理由だが、、
- 左手で快適に操作できそうだった
- 他の製品よりボタン数が多かった(6ボタン)
- ボタンの配置・並び方(上面に集中)
- 手を乗せた時マウスが動かない(トラックボールだから当然w)
- 予算5,000円以内
- 上記条件を満たすモノがコレしかなかった
ただ左手デバイスとして使用中は、ポインター操作は必要ないのでトラックボールである必要性はなかった。ちょっとアレレとなっている(笑)
そして予算が許すなら素直に、お絵描きに適した左手デバイスを買うべき。
それでも「板タブ + キーボード」より「板タブ + 左手用マウス」の方が作業効率はアップする。
※2022年9月に、M-XT4DRBKから『8bitdo zero2』に乗り換えた。お絵かき用の左手デバイスとしては段違いに良い。
クリスタで使える左手デバイス(8bitdo zero2 + joytokey)おすすめ設定!
普段使いのマウスが欲しい・・・
もともと腱鞘炎の暖和にトラックボールマウスを検討していた。当初は右手用を購入するつもりだった。
ところが検討の最中に、左手デバイスとして兼用できるマウスという趣旨に取って代わられた。その流れで、無駄にトラックボールタイプを選んでしたまったのだ。
完全に錯覚である。